植物が虫から食べられないように分泌する成分のことです。

また、食べられても修復しようとする成分でもあります。

イリドイドは一般的な食用植物にはほとんど含まれていないため、食事による摂取は難しいと言われています。

同じ植物栄養素にポリフェノールというものがありますが、一般的に植物栄養素は熱や光に弱く、保存状態によっては、1カ月くらいで半減するのですが、イリドイドは、高温状態であってもほぼ変化をしません。

また、イリドイドは様々な成分を含み、その成分それぞれが体内で活躍します。

空気中に鉄を放置しておくと茶色に錆びます。これと同じことが体内でも起きます。

活性酸素と呼ばれる、とても反応しやすい酸素が原因です。

本来、活性酸素は、体内に侵入してきた異物（細菌やウイルスなど）を攻撃し、体を守る役目をもっていますが、食品添加物などの化学物質の摂取、喫煙、飲酒、激しい運動、紫外線、手術などの様々な要因により、体内で増加します。

増えすぎた活性酸素は、正常な細胞を攻撃してきます。

これが体の酸化現象です。

体が酸化すると、ガン・糖尿病などの生活習慣病の発症や、シミ・しわ・たるみを引き起こし、老化しやすくなります。

砂糖を水で溶かして火にかけると、だんだんとカラメル状になります。

これと同じことが体内でも起きます。

清涼飲料やお菓子など、過剰に糖分をとってしまうと、体内のたんぱく質と結合し体温によって、老化物質AGEs（終末糖化産物）を作り出します。

外見上は、肌のたるみや黄ばみを引き起こし、体内では、血管に溜まれば、脳梗塞や心筋梗塞。骨に溜まれば、骨粗しょう症。目に溜まれば、白内障など、あまりにAGEsが蓄積されると様々な病気の原因となります。